中国株式市場のしくみ
日本に東京証券取引所や大阪証券取引所があるように中国にもいくつかの市場に分かれています。
中国株はしくみが若干複雑になっていて、 大きく大陸と香港の2つに分かれています。
大陸でも深セン市場と上海市場があります。
そして、中国人向けのA株、外国人向けのB株に分類されます。
また、香港株にも大陸の企業が上場する
香港H株
レッドチップ
香港の地場企業が上場する
ハンセン株 GEM(主に新興成長企業)
に分かれます。
★香港証券取引所(香港市場と呼ばれています)
メインボード(H株、レッドチップ、ハンセン銘柄)
GEM(新興成長企業向け。比較的リスキー(?)。アジア版ナスダック)
の2つの市場があります。
香港市場は香港がまだイギリス統治時代からある市場で、国際的にも高く評価を受けている市場です。
香港市場に上場している企業は、国際的にも厳しい条件をパスしているわけですから優良企業であると考えることが出来ます。
【どうでもいい知識】
レッドチップの「レッド」とは、アメリカで優良銘柄をブルーチップといいますが、中国共産党政権の象徴であるアカ、つまりレッドをブルーに置き換えたものらしい。
上海証券取引所(上海市場と呼ばれています)
上海A株(中国人向け。人民元建て)
上海B株(外国人向け。米ドル建て)
A、B株が統合される動きもある。
深セン証券取引所(深セン市場と呼ばれています)
こちらにもA、B株がある。
香港に近いため、香港市場に密接な関係がある。
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魅力的な中国株の「配当」
最近では日本の株式市場においても新興市場など高い配当を出す銘柄も出現しています。
中国では日本企業よりも株主に対して配当を出そうする姿勢が顕著。
配当を目当てに中国株に投資する方法もあります。 例えば2005年の実績では「ベイジン・ノース・スター」は約11%もの高配当でした。
これを株価1.970香港ドルで2000株(取引最低単位)で買ったなら、6万円程度の投資で約6000円の配当を受けられるわけですね。
中国株投資は将来有望とはいえ、日本人にとっては外国株への投資です。 為替リスクもあるし、証券会社に対する手数料も国内株に比べたらやはり割高。
コスト面だけでも負担が増える中国株投資においては、高配当を狙わないテはありません。
【高配当企業の一例】
馬鞍山鉄鋼(鉄鋼)7.83%
華能国際電力(電力)6.79%
中国石油天然気(石油)4.67%